古き良き時代の鉄道車型レストラン

鉄道 レストラン

取材:María Arranz
撮影:Federico Pérez y Alfonso Ondarroa

「ガストロ・レイル」鉄道博物館内のレストラン

列車の中の食堂で、窓からの景色とリズムよく響く音を楽しみながらゆっくり食事をする。そんな贅沢が現代ではなかなかできなくなってきました。レストラン付きの車両が走っていたのは、もう昔のこと。でも、まだ昔ながらの気分を味わうことは今でもできます。
ロマンを感じたい人は、マドリードの鉄道博物館へ。

鉄道博物館 レストラン

デリシャス駅から徒歩5分ほどの場所にある鉄道博物館内では、屋内にある車両の中の1つでレストラン『ガストロ・レイル』が営まれています。使われているのは、1930年に製造された古い列車。車両の内装は当時実際に線路の上を走っていた時のままです。

エレガントな装いのテーブルクロスや食器。料理の考案は、イベントやパーティなどでワンランク上のサービスを提供している「ヴィナプラナ・ケータリング(Vilaplana Catering)」が担当しています。

代表的なメニューは?

メニューの一例をあげると、サントーニャ産のアンチョビやリンゴのコンポートと共にいただくペドロ・ヒメネスのソースがかかったフォアグラ(Foie al Pedro Ximénez)、ミントペーストを添えたブッラータ・チーズ(Burrata de búfala con pesto de hierbabuena)、グリルしたスズキ・シリアル・ホタルイカのリゾット(Lalubina al horno con risotto de cereales y chipirones)、アンガス牛の骨つきリブ(El corte de costilla con ternera Angus)など。デザートとして評判なのはD.O.チーズの盛り合わせやティラミス。


日替わりランチや、サラダ、ボカーディージョといった気軽に食べられるメニューもあります。

第2週末はクラフト市も見どころ

鉄道博物館では毎月第2の週末にクラフト市が開催されています。マドリードの食・ファッション・デザインをリードするクリエーターたちが集まるので、そちらもぜひチェックしてみてください。
→ 鉄道博物館で開催されるクラフト市

レストランの利用には24時間前までに電話またはメールでの予約が必須です。

営業時間は6月1日〜9月30日までは10:00-15:00。その他の期間は月-木曜9:00-15:00、金土日祝10:00-20:00。ただし毎月第2金曜のみ18:00までとなっています。

GastroRail_panoramica2

※この内容は2017年1月取材時のものです。営業時間やサービスなど情報は変更される場合があります。

  • 料金 予算40-50€
  • 住所 Museo del Ferrocarril de Madrid. Paseo de las Delicias, 61
  • 地下鉄 Delicias
  • 電話番号 +34 638 601 568
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