ベジタリアンレストラン「ジンガラ」

カポナータとブッラータを添えたパンケーキ

良質の植物素材のみを使用している菜食レストラン- Zíngara

サレサス地区にあるベジタリアン・レストラン「ジンガラ( Zíngara)」。

この店には肉と魚のメニューが一切ありません。ただし、チーズは使われています。厳格なヴィーガン向けというわけではないのですが、肉類・魚類は避けたいというベジタリアンには見逃せない一件です。
菜食主義に限らず、普段肉や魚を好む人たちをも満足させる美食店といえます。

おすすめの前菜メニューは?

使用する食材は地産地消を意識してできる限り地元産のものを使っているとか。そのほか、1年を通して美味しく食べられる食材を厳選して、季節ごとのメニューを更新しているといいます。

前菜としておすすめのメニューは、焼いたアボガド、グリーンタヒニ、ココナッツヨーグルトパンがのった「パルタ(Palta)」、ミルフィーユにアリオリとブラバスソースを添えた「パタタ・ババ(Patatas Babá)」、そして、コクと香りが豊かなチーズ;ミモレットとプロボローネを使った「チパ(Chipa)」。

いずれも深みのある美味しさで、彩りが良く、数人でシェアして食べるのにも適したメニューです。

ベジタリアンメニュー:レストラン「ジンガラ」

メイン料理は多国籍なスパイス使いがアクセントに

メイン料理としてのおすすめは、ひよこ豆のパンケーキをベースにして、その上に野菜を煮込んだカポナータやフレッシュチーズのブッラータをのせた「メチャ(Mecha)」。※冒頭の写真が「メチャ」です。

また、数種類のきのこを使いインドのスパイスソースで味にアクセントを付けた「きのこのパピジョッテ(Papillote de setas )」や、「茄子のミラネーゼ風(Milanesas de berenjena)」、「レンズ豆のカレー(Curry de lentejas)」も人気。アルゼンチン料理のラビオリの一種「ソレンティーノ(Sorrentinos)」には、ポテトやほうれん草、リコッタチーズが詰められています。

マドリードのベジタリアンレストラン「ジンガラ」

デザートの分もお腹にスペースを空けておいて

デザートには、ライムとコンデンスココナッツミルクを合わせたアボガドクリームを試してみてください。爽やかな口当たりで、風味が良く、それでいて独創的。

定番の甘さを欲している時には、生クリームを使ったカスタードプリンがおすすめです。

ジンガラ:カクテル&デザート

ここではカクテルも見逃せません!

食だけではなく、カクテルバーのクオリティが高いということも、ここ「ジンガラ」の魅力の1つです。カクテルメニューをプロデュースしているのは、ワインバーとして定評のあるレストラン「アンヘリータ」のチーム。食とワインに美学を持つ彼らが、クラシカルなカクテルをベースに、複雑かつ新鮮なカクテルリストをデザインしています。

食前酒に適した「ロゼ(Rose)」、アルコール度数は低いものの香りは強い「ドライ・マティーニ(Dry Martini)」、蜂蜜とパイナップルの甘い香りとライム、ジンジャーの酸味や辛味のバランスが絶妙な「ドゥルセ・ジンガラ(Dulce Zíngara)」など。

食後の余韻を楽しむ一杯に、ぜひ。

「ジンガラ」カクテルバー

インスピレーションの源はジプシーたちと自由な精神

写真やメニューを見てもうお気づきでしょうが、このレストランはスペイン料理専門ではなく、多国籍料理店です。

メインシェフはビーガングルメのパイオニアと言われているマキシミリアーノ・ロッシ氏。彼を起用したこの店のオーナーは、アルゼンチン出身のメルセデス・カーマニョとアグスティン・パトリツィオの夫婦。

店のインテリアには、ジブシー文化のボヘミアニズムにインスパイヤされたアイデアを取りいれているのだそうです。扇子、タンバリン、燈台、石のテラニウムなどが飾られている店内。リピーターたちに人気の席は、遊牧民たちが暮らすテントをデザインしたスペースです。

階段を下りると、大理石のテーブルやワインセラーが置かれ、ムーア風のチリアウト・ルームもあります。

ワインセラー:菜食レストラン「ジンガラ」
  • 料金 平均予算40-45€
  • 営業時間 火-木 20:00-01:00 / 金土 13:30-16:30, 20:00-02:00 / 日月定休
  • 住所 Plaza de las Salesas, 8
  • 地下鉄 Colón
  • 電話番号 +34 652 188 063
  • リンク Web / Instagram
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