取材:Beatriz Jarauta
視覚がバグる!? モノクロのレストランバル – Estando Contigo –
マドリードのオペラ劇場から徒歩2分。ハフスブルク家地区の中心部に、2021年、2Dバルがオープンしました。
まるでイラストの中にいるような、絵本やマンガの世界に入り込んでしまったような、そんな不思議な視覚効果を楽しめる場所です。
店名は「あなたと共に」という意味を持つ『エスタンド・コンティーゴ(Estando Contigo)』。



かわいい店内♡写真を撮らずにはいられない!
空間は白で覆われ、テーブルや椅子、壁や天井は黒のマーカーで描かれたかのよう。
このデザイン、ウェイターを務めるイスマエル・セバジョスさんが鉛筆画を作成し、スタッフたちがそれをもとに内装を造り上げたのだそうです。
設計に携わったクリエーターたちは、この店を単なるファンタジックなイラストイメージにするのではなく、スペイン文化を象徴するアンダルシアのバーをコンセプトにしたいと考えたのだとか。



スペイン各地のDOなど100種から選べるワイン
ドリンクメニューには厳選されたスペイン各地のワインが100種以上揃い、そのうち約20種がグラスでオーダーできます。
例えば、白ワインなら果実味が豊かな〝オ・ルアール・ド・シル ゴデージョ〟(ガリシア)、赤ワインなら複雑性のない〝クロ・ポン ロク・ヌ〟(コステルス・デル・セグレ)が口当たり良くおすすめです。






タパスにはベジタリアン&ビーガン向けのメニューも
料理はワインに合うおつまみ系が中心。
スペインらしいタパスとしては、パパス・コン・チョコ(じゃがいもとイカの煮込み)、牛ほほ肉の煮込み、イノシシ肉のきのこ添え、マドリードの人気チーズ店「クルティボ」がセレクトしたスペイン産チーズ、パタタス・レボルコナス(※トレスノスは入っていません)など。
その他、レンコンの四川風ソース、茄子の醤油煮、ドライトマトのパテといったメニューもあります。






気分を変えて楽しめる一軒。友人との一杯におすすめ
ゆっくりしっかり食事をするためのレストランというより、友人たちとワインを傾けながら気軽にお腹と心を満たせるバルといったイメージです。
平日は午後6時からオープン、日曜は昼12時から夕方5時までの営業。土曜日のみ12時から24時まで開いています。
曜日によって営業時間が異なるので、お出かけ前に確認を。












※この情報は2022年10月取材時のものです。サービス内容等は変更になる場合があります。