取材:Alfonso Ondarroa
足を止めて鑑賞したい、マドリードの地下鉄アート
マドリードには300以上の地下鉄の駅があります。
各駅ごとにプラットホームや改札周辺の壁のデザインはさまざま。地域にちなんだ絵や、駅名の由来になっている人物の写真などが飾られ、日常のとある瞬間に刺激や癒しを与えてくれます。
中でも特にアーティスティックで華やかだと言われている駅はどこか、ご存知でしょうか。
今回は本サイト「マドリードディフェレンテ」のスペイン人スタッフたちが選んだ5つの美しい駅をご紹介します。
ページ最後に動画も掲載していますので、ご覧ください。
【チャマルティン駅】 目を奪う!21メートルもの滝が降り注ぐ
チャマルティン駅(Chamartín)には、高さ21メートルもある巨大なデジタルスクリーンの滝が流れいます。その名は「IGUAZU」。
また、通路の壁には作家フリオ・コルタサルの言葉がデザインされています。
地下鉄1番線
【パコ・デ・ルシア駅】かっこいい!偉大なフラメンコギタリストがここに
パコ・デ・ルシア(Paco de Lucía)– フラメンコギターの神と呼ばれたスペインのアーティスト、パコ・デ・ルシアの名前がそのまま付けられている駅です。
ここには、多大な功績を残した彼の壁画が美しく描かれています。
カラフルなデザインは、 オクダ・サン・ミゲルとRosh333によるもの。
地下鉄9番線
【アルサシア駅】インパクト大!独特の世界観で魅了するグラフィック
スペインの抽象画家ルイス・ゴルディージョのアートがデザインされているアルサシア駅(Alsacia)。ソル駅から地下鉄2番線に乗って24分の距離にある駅です。
「ろうそくの夢」と題された作品をはじめ、印象的なグラフィックが壁を覆い、クラシカルな地下鉄のイメージを変える他にはない個性を放っています。
地下鉄2番線
【オルタレサ駅】繊細かつ大胆!コラージュ大作が壁一面を覆う
オルタレサ駅(Hortaleza)には、3796枚もの写真を組み合わせて作られたコラージュがあります。作品名は「PHORTALEZA」。
ホワン・カルロスとハビエル・メレロの2人の兄弟が手がけたもので、近くからも離れて見ても楽しめる作品となっています。
地下鉄4番宣
【マルケス・デ・バルダビア駅】迫力満点!生命を思わせるアートに注目
巨大な写真が展示され、無機質な空間に息吹を感じさせてくれるマルケス・デ・バルダビア駅(Marqués de la Valdavia)。
カタルーニャ公園で撮影したという2枚の写真が迫力あるスケールで演出されています。
地下鉄10番線