取材:Isabel Cebrián
MONDO GALERIA「モンド ギャラリー」
ギャラリーの在り方は時代と共に変わってきています。
白一色の壁に囲まれた何もないフリースペースで静かに芸術と対峙する、というのは一般的に好まれる鑑賞スタイルです。
しかし、ここ「モンド・ギャラリー」では空間が家具やオブジェで埋められています。それは、〝アートコレクターの家〟を再現しているからです。
あえて家具を置き、部屋に飾った時のイメージを再現
日常の中にあり、身近なアイテムとの相互関係を持っているアート。「モンド・ギャラリー」で展示される作品は、その前後左右にある周囲との対話も大切にされています。
だからこそ、ここを訪れる人は自分の部屋にアートを飾ることを具体的にイメージできるのです。
写真やデザインプロダクトなど、既に活躍しているプロの作品から、頭角を現している芸術家の卵たちの作品まで。例えば注目のアーティストでは、Man Ray、Lawrence Schiller、Ouka Leeleなどがこのギャラリーで展示されました。
「モンド・ギャラリー」では、アーティストたちと直接交流できる機会も用意されています。セッション、夕食会、文化講座など、プロたちと繋がりを持てるイベントや勉強会があるので、WEBサイトにてプログラムをチェックしてみてください。
数メートル先にあるショップ「ロス カプリチョス デ モンド」では、デザイナーズプロダクトも販売しています。Martín Sampedroのデザインプレートや、Muakbabiのクッションなど、アートを取り入れた個性的なアイテムに注目を。
※この情報は2018年11月取材時のものです。営業時間やサービス内容等は変更になる場合があります。