5月2日、スペイン国民たちの記憶に刻み込まれた日
1808年、後にスペイン全土に渡る6年間もの独立戦争へと繋がる襲撃が始まったのが5月2日でした。
マドリードの中心地 ソル広場にあるマドリード州庁舎の入口には、1808年5月2日にナポレオン支配に反するマドリード市民の戦いが始まったことが記されています。
今では若者たちが集まる人気スポットとなったマラサーニャ地区には「ドス デ マヨ広場」つまり「5月2日広場」という名のスポットがあります。これは、民衆蜂起で犠牲となったマヌエラ・マラサーニャにちなんで名付けられたものです。
また、スペインの画家フランシスコ・デ・ゴヤはこの歴史的な日の街を『1802年5月2日』（1814年）という作品で描いています。
このように、5月2日はマドリードの人々、スペインの人々にとって特別な思いのある日です。
しかし、激しく辛い戦争から200年以上の時を経て、現在のマドリードには平穏な暮らしがあります。
歴史を思いながら、今ある豊かな日々を実感できたら幸せですね。
平和で豊かな今の暮らしを家族で祝おう！
5月2日はマドリード自治州の祝日です。
学校も会社も休み。マドリードの街中では家族で楽しめるイベントが多数行われます。
例えば、マラサーニャ地区にある5月2日広場（ Plaza Dos de Mayo /map）、サン・イルデフォンソ広場（Plaza San Ildefonso /map)、コメンダドラス広場（Plaza Comendadoras /map）など。これらの場所では、子供向けのアクティビティや大人が盛り上がれるコンサートがあります。
周辺の路地でもストリートミュージシャンがパフォーマンスを披露していて、街中がお祝いモード。
あなたもベルモットやビールを飲みながら街歩きを楽しんでみてはいかでしょうか。
イベント期間は5月1日（水）～5月5日（日）
2019年の詳しいスケジュールや場所は FIESTAS DOS DE MAYO 公式サイト をご覧ください。
