取材:Noelia Santos
「ラ・ペセラ(La Pecera)」マドリードで初めてオープンした和ミックススイーツ店
ユニークで大胆。一口食べるその前に写真を撮らずにはいられないインパクト!
2017年の春に「たい焼きアイスクリーム」店がマドリードに初めてオープンして以来、口コミの人気が絶えません。グワッと口を広げたタイの表情がなんとも愛らしく、ツメツメのアイスが垂れていく姿はシュールです。
NYでたい焼きに出合いインスピレーションを受けたというアリフ・ルイスさん&ミゲルさん兄弟は、その珍しいスイーツをマドリードでも広げようと、トレンドが集まるマラサーニャ地区に「ラ ペセラ(La Pecera)」をオープンしました。map
店舗は小さいものの、たい焼きをメインとする店としては唯一の存在です。メニューでは「Taiyaki」と日本語名がそのまま使われています。
人気のポイントは生地のおいしさとトッピングの楽しさ
さて、肝心のたい焼きの味はというと、日本の一般的な生地とは少し異なります。ひとことで言えば、ワッフルタイプ。生地はバニラとチョコレートの2種から選べて、いずれもほどよい甘みがあります。アイスクリームはバニラ、ビターチョコ、抹茶、ココナッツなど(季節によって変わります)。さらにこの店が人気の理由は、豊富なトッピングが揃っているということ。塩味のスティックスナック、チョコのシリアル、シナモンクッキーのパウダー、キャラメル味のポップコーン、ブラウニー、クッキー、マシュマロなど。甘党さんにはヌテラ(ヘーゼルナッツチョコのペースト)やピーナッツバターがおすすめ。味の組み合わせを楽しんでみてください。
日本の昔ながらのたい焼きに比べたら邪道だと思うでしょうか。いや、作り方にはしっかり手間と工夫が施されていて、見かけ倒しでは全くありません。 パリッと香ばしい生地にアイスが染み込んでしっとりもっちりしていく食感は、他にない絶妙なおいしさです。ぜひ一度、お試しを。
※この内容は2017年6月取材時のものです。営業時間やサービス内容等、情報は変更になる場合があります。