マドリードの人気エリア。サンタアナ広場を見降ろす屋上レストラン

MEホテル マドリード

 
取材:Maria G. Aguado
撮影:Paco Montanet

バル街の中心地に位置する絶好のロケーション

想像みてください。
ほぼ360度見渡すことができる屋上で、見上げれば突き抜けるような空。
気持ちのいい風を浴びながら、目の前で香ばしく焼けていくジューシーな肉に舌鼓…。
贅沢な気分になってきませんか?

MEホテル マドリード 料理

ここは、バル街の中心スポット、サンタ アナ広場にあるホテル「ME Madrid(エム・イー・マドリード)』の屋上です。
ホテル内のレストラン「ラディオ(Radio)」では、都会的でいてリラックしたマドリードらしい雰囲気の中で、おいしい料理とカクテルを味わえます。

地中海料理をベースにしたフィージョンメニュー

メニューには、地中海料理をベースにさまざまな国のテイストが織り込まれています。
日本、アラビア、カナリア諸島、マレーシア、メキシコ、アルゼンチンなど、各地の食材や調理法がアレンジされ、バリエーションが豊富。料理のジャンルごとにカテゴリー分けされていて、まるで世界地図を見るように多様なメニューが並んでいます。

例えば、ジャングルを意味する「セルバ」と名付けられたメニューカテゴリーの中では、アボガド・赤マグロ・チリモヤにピスト(ペルーのお酒)の風味を合わせたサラダが人気。なめらかなマッシュポテトがアボガドとマグロに混ざり合い、クリーミーに口の中で溶けていきます。

MEホテル マドリード 料理

大洋を意味する「オセアノ」と分類されたメニューの中には、ガルシアを代表するタコ料理があります。しかし、一般的によく見かける定番の一皿ではありません。通常はパプリカパウダーがかかっているところを、この店で使われているのは、なんとキムチ。タコはジョスパー(スペイン製の炭火釜)で炭火焼されています。

MEホテル レストラン メニュー

たっぷりお腹を満たしたい人は、火を意味する「フエゴ」という項目に注目を。肉好きなら、アルゼンチン肉の鉄板焼きは見逃せません。熱した鉄板がテーブルに運ばれてくるので、自分で焼きながら好みの火の通り具合を調整してください。鉄板の下には薪が敷かれいて、スモークの香りが肉のおいしさをさらに引き立ててくれます。

続いてのカテゴリーは大地を意味する「ティエラ」。内陸料理を代表するメニューがこの項目に並んでいます。中でも店からのおすすめは、食感にサプライズが隠れている「イベリコ豚のベーコンと紫人参のキノット(キアヌのリゾット)」。

もう1つ、大陸を意味する「コンティネンテ」というカテゴリーもあります。その中のメニューでは、アジア・日本・メキシコ料理のフュージョンが楽しめます。

料理とカクテルの組み合わせが楽しい

「Radio(ラディオ)」を訪れる常連たちは、ほとんどの人がカクテルを注文するといいます。なぜなら、この店は、料理に合うオリジナルカクテルに定評があるから。ちょっとした冒険的な初体験を楽しめる料理とカクテルの提案をしてもらえます。

オリジナルカクテルのヒット作は「MEKISHIKO HITO」。メキシコ・ヒト…。日本語のような不思議な響きですね。テキーラに、ライム・りんご・みかんのジュース、そして辛いスパイスが入っているカクテルです。甘さとフレッシュさと辛さが同時に口の中を駆け巡り、その刺激がクセになります。「アボガドのサラダにもよく合うよ!」と、笑顔でおすすめしてくれたスタッフさん。

営業は18時から深夜まで

さて、ここでは週末が水曜日から始まります。といっても意味がわからないかもしれませんが、つまりは、水曜日からもう週末感覚で営業しているのだそうです。深夜2時まで、音楽の演出が加わりリゾート気分を味わえるようになっています。

上品で、かといって敷居が高すぎることはなく、温かみのある木のインテリアやグリーンで飾られた空間でくつろげるルーフトップのレストランバー。

宿泊客以外でも利用が可能です。

※この内容は2017年6月取材時のものです。営業時間やサービスなど情報は変更される場合があります。
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  • 料金 平均予算35€, カクテル15-18€
  • 営業時間 水木日18:00-02:00, 金土18:00-03:00 / 月火定休
  • 住所 Plaza de Santa Ana, 14
  • 地下鉄 Sol/Tirso de Molina
  • 電話番号 (+34) 917 016 000
  • リンク Web
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