日本酒バル「SAKE-RIA」がチャンベリ市場内にオープン!

SAKE-RIA

「ちょっと一杯」に、まさにもってこいの日本酒バルがチャンベリ市場内にオープンしました。
厳選された日本酒に、日本人のプロが作る日本料理。それが、美味しいだけではなく価格がかなり手頃!という、知らずにはもったいない一軒です。

居酒屋風の酒場「SAKE-RIA
開店したのは2018年11月。
ここは、会席料理レストラン「座屋」を経営する岡添将人(おかぞえまさひと)さんが、「手頃に美味しい日本酒を味わってほしい」との思いでオープンさせたという店です。

レストラン「座屋」は、日本では高知、神戸、銀座に店を構え、またマドリードにも季節を感じられる至高の日本料理が味わえる「IZARIYA-Madrid」(Calle Zurbano 63)があります。その美味しさ・質・感動を知っている人なら、「座屋が打ち出すニューオープンの酒バル」と聞けば、それだけで期待は高まることでしょう。そして同時に「ということは、味は間違いないだけに雰囲気も価格もそれ相応」と思うかもしれません。ところが、この「SAKE-RIA」はいい意味で予想を裏切ってくれます。良質の日本酒が揃えられ、日本酒に合うように考えられた料理は素材にも仕込みにもこだわりがあるものの、雰囲気と価格設定はいたってカジュアル。小さな子供からお年寄りまで地元スペイン人たちが日常的にやってくる市場内、いわば庶民の台所といえる場所にあるため、気軽に一杯でも立ち飲みできます。
 

高知の日本酒と、その美味しさをさらに引き立てる日本の味

この店の個性であり魅力であるのが、日本酒の品揃え。
オーナー岡添さんの出身地である高知の厳選された日本酒が主役として提供されています。
高知は恵まれた自然環境から名酒が多く製造され、お酒好きが多いともいわれているそう。そんな高知の味にマドリードの地で出合い文化を再発見してみることは、美味しさの余韻をさらに深めてくれます。

高知以外の日本各地の日本酒も多数。メニューには銘柄、産地、温度、味、ボディ(酸度)がそれぞれ記されているので選びやすく、価格は一杯2~8€。

酒のつまみとなる料理は、ゆず味噌きゅうり、日本風ポテトサラダ、ひじき、どて煮、日替わりの煮物など。いずれも日本酒を堪能できるほどよいポーションで1~5€。
例えば、自家製の塩辛は肝が大きいスペイン産のイカを使用しているとのこと。甘味と旨味がしっかり舌に伝わるなめらかな口当たりで〝酒の肴〟に最高です。また、唐揚げは骨付き肉が使われていて、肉汁あふれるジューシーさと、醤油ベースの味の染み込み具合、そしてサクサクとした衣の歯ごたえが絶妙。串揚げは甘すぎず重すぎない自家製ソースが相まって軽やかな食感。

サケリア マドリード

ほかにも、串揚げ、肉・魚料理、寿司、かき揚げうどんなども。
寿司には香り付けとして高知のゆず酢を加えているそうで、料理にも高知愛と日本素材へのこだわりが隠れています。

平日昼にはお得なランチセットがあり、小鉢やみそ汁も付いて10€という、こちらも嬉しいサービス。

席は「SAKE-RIA」のカウンターか、もしくはバルスペース中央にある共同のテーブルへ。
スペインらしい〝メルカドバル〟ならではの活気も含め、居酒屋気分が楽しめます。

※価格・営業時間等は2018年12月現在のもので、変更される場合があります。
※市場内の営業上、場合によってはクローズ時間が早まることやイベントにより満席となっている場合があります。

  • 料金 つまみ1~5€, 日本酒2€~, 寿司4€~
  • 営業時間 火-木12:00-24:00, 金土12:00-02:00 日12:00-17:00(月曜定休)
  • 住所 Alonso Cano 10 (Mercado Chamberí)
  • 地下鉄 Iglesia
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