川上ミネ&チューチョ・バルデス 初めて実現する注目の共演

MINE & CHUCHO  ピアノリサイタル

 スペインで活躍するピアニスト川上ミネさんとラテンジャズの巨匠チューチョ・バルデスさんによるコンサートがマドリード王立劇場にて開催されます。未だかつて実現しなかったラテンジャズと日本のピアノの世界初となるセッション。この公演は、かなり魅力的です。

日時:2018年12月1日(土)
場所:マドリッド王立劇場(Teatro Real)
開演:20:00
演奏時間:90分
主催:川上ミネ音楽事務所
後援:日本スペイン国交樹立 150 年実行委員会

川上さんは京都とマドリードを拠点にされています。
スペインでは2007年にメジャーデビュー。サンティアゴ・ デ・コンポステーラ大聖堂や世界遺産であるコルドバのメスキータでリサイクルを行うなど各地で活躍。2013年・2014年には「日本スペイン交流400年記念」に関連したセレモニーで芸術監督・作曲・演奏・指揮を担当し、日本とスペインを繋ぐ架け橋としても貢献されてきました。クラシック音楽の奏法をベースに日本的な感性とラテン音楽のリズムを融合させた独特の音楽が、スペインをはじめ中南米諸国でも人気を博しています。

そして、川上さんと今回共演するのが、ラテンジャズの創始者の一人であるチューチョ・バルデスさん。グラミー賞を9度受賞し「世界最強のピアニスト」といわれている巨匠です。彼とその父ベボ・バルデスさんは、ラテンジャズ界に伝説を残し、世界中に多くのファンを持っています。

そんな川上さんとチューチョ・バルデスさん2人による2台のピアノリサイタル。
パーカッションのように激しく躍動的なリズムのアフロ・キューバのラテンジ ャズピアノと、独特な旋律と色彩豊かな和の音色を持つ日本的ピアノの融合。今回が初となる夢の共演です。

公演にあたり、川上さんは次のように語っています。

チューチョ・バルデスの音楽に出逢ったのは 25 年ほど前の事です。 以来、苦しい時も辛い時も、彼の音に励まされながらピアノを続けて生きて来ました。 チューチョ・バルデスの音楽は私にとって世界で最も喜びと希望に満ちた爆発的な生命エネル ギーを持った音楽です。
身長・約 190 センチ。手のサイズは私の倍以上。グラミー賞を 9 回も受賞し、肉体的にも音楽 的にも超人的ピアニストに小さい自分が挑むのは不可能な夢だと長年思って来ましたが、ある 日私の演奏を聴いた彼からこんな事を言われました。そのチューチョの言葉が私の心を固めま した。
『ミネの音楽には私が持ち合わせない種類の音、空気の色彩感がある。 大地・土の鼓動=リズムはアフリカの血を引く私が奏でる。空・光・風・水の音は色彩の感性 を持つ日本人のミネが奏でる。二人が揃えば完璧な地球のハーモニーが生まれるのではない か。‐Chucho Valdes‐』
未だかつて日本人がソロ演奏者として上がることのなかった世界最高峰の檜舞台・マドリッド 王立劇場で日本人が音楽の世界の頂点を目指して挑む舞台、
“MINE & CHUCHO”。 この挑戦を一人でも多くの日本の方に知ってもらう事ができたら、そしてこの演奏会を通して 元気と喜びを伝える事ができたら、これほど幸せなことはありません。

コンサートでは川上ミネさんとチューチョ・バルデ スさんのオリジナル曲のほか、今回のために書き下ろされた新曲が披露される予定です。

チケットの購入は、王立劇場の公式サイトへ。

2018年12月1日(土)
MINE & CHUCHO コンサート

チケット販売→ 王立劇場公式サイト


CHUCHO VALDES (チューチョ・バルデス) 

チューチョ・バルデス

公式サイトYoutube

ラテンジャズの創設者の一人。キューバの至宝的音楽家であり、「世界最強のピアニスト」と呼ばれる。これまでグラミー賞を9回受賞。
「神の手を持つ」といわれる超絶技巧によって奏でられるラテン特有の躍動感あるリズム、またクラシックの基礎も取り入れた繊細かつ情熱的なメロディが世界中のファンたちを魅了。ピアニストとして世界の頂点に立つ。
生まれは1941年キューバ。南ハバナのキビカン出身。父はピアニストのベボ・バル デス、母が歌手という音楽一家に育つ。3歳から父にピアノを習い、10代でプロのピアニストになる。1967年オルケスタ・クバーナ・デ・ムジカ・モ デルナ(キューバ現代音楽楽団)を結成、創作で高い評価を受ける。’73年この楽団を母体に“イラケレ”を結成、キューバのジャズフュージョン界に新風を吹き込む。’79年アルバム「Irakere」でグラミー賞最優秀ラテン・アルバム賞を受賞。’93 年ブルー・ノート・レコードと契約を交わし、自己名義のアルバム「ソロ・ピアノ」を発表。’90年代後半からソロ活動にも力を入れ、’99年自身のアルバム「ライブ・アット・ザ・ビレッジ・バンガード」でグラミー最優秀ラテン・ジャズ・アルバム賞を獲得。その他の代表的な作品に、イラケレ結成30周年に代表曲を収めた「30周年」、父との初めてのピアノ・デュオ作品「フントス・パラ・シエンプレ」など。
ハバナの音楽学校で後進の指導にもあたっている。 

MINE KAWAKAMI (川上ミネ) 

川上ミネ

公式サイト / Youtube

ピアニスト・作曲家。
愛知県長久手市出身。愛知県立明和高等学校音楽科卒業、ミュンヘン国立音楽大学ピ アノ科卒業、マドリッド王立音楽大学院ピアノ科卒業。
トークを交えた独特のコンサートスタイルに人気があり、スペイン、中南米諸国では若者から大人まで明確に理解できる愉快な演奏スタイルを持つピアニストとして知られる。クラシック音楽を礎とする確実なテクニック、自由で明るい激しいラテン音楽のリズム感と即興、瞑想と眠りを目的としたヒーリング音楽など、多彩な演奏作曲手法を持ち、ピアノを自由自在に操る演奏を特徴とする。2005年には愛知万博のマスコットキャラクター「モリゾーとキッコロ」の音楽を制作。テレビ・ラジオ・企業のテーマ曲、挿入曲、イメージソング等の音楽制作も多数。日本でも清水寺の舞台で毎年秋にリサイタルを開催するなど話題を集める公演を続けている。

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