アイデアが詰まった家具のショールーム

マドリード インテリア ローラ

取材:María Arranz
撮影:Álvaro de la Fuente

Lola Glamou(ローラ・グラモール):姉妹2人が提案する新しいインテリア

「ローラ・グラモール」は、フェリックスとデシリーという2人姉妹がはじめた家具のショールームです。

Desirée, la mitad de Lola Glamour, y Elena, la encargada de su showroom en Madrid.


彼女たちは1995年からソリア県アルマサンにある工場で家具作りに携わっていました。
以前手がけていたのはクラシックなデザインが中心だったそうですが、時代の変化と経験を経て、クリエイティビティを加えた新たなデザインに挑戦していくようになったのだとか。現在は、クラシカルなエッセンスを残しつつ、大量生産される家具とは異なる表情豊かな家具を展開しています。

ジャンルを超えて家具のあり方を追求

「ローラ・グラモール」の特長は、アレンジの可能性が幅広いこと。空間のサイズや好みに合わせて、ユニットと色を自由に組み合わせられるようにできています。そのため、コンビネーションによって部屋に合った家具が完成するのです。

彼女たちが最も好んでいるという木材が、桜なのだとか。木目が美しく、クオリティの高いアイテムに仕上がるからだそうです。
薄版としては、オーストラリアの松を使用していることも。

「次世代のイノベーションには、まずビジョンが必要。そして外からの影響を受け入れられる頭の柔らかさがないと」と語るデシリーさん。彼女は周囲のあるあらゆるモノから、例えばバッグや建物などからもインスピレーションを受け、アイデアに活かしているといいます。

アートギャラリーや映画フェスティバルとコラボレートしていることもあり、芸術作品として家具をコーディネイトするセンスもさすが。

ショールームには、フリーマーケットや廃品から集めたという古い家具や雑貨も置かれています。
古時計や古本、時代を感じるラジオなど。モダンな家具とヴィンテージがいかに心地よく共存しているか、ディスプレイの参考にもなるでしょう。

※この情報は2015年11月のものです。サービス内容等は変更になる場合があります。

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