Monasterio de las descalzas reales:日本と縁ある修道院
カルロス5世の娘フアナ王女によって創設。スペインとの通商交渉に訪れた慶長遣欧使節団率いる支倉常長が、1614年、スペイン国王列席のもと洗礼を受けたのが、この修道院「ラス・デスカルサス・レアレス」です。支倉常長がここで国王の信頼を得たことで、日本とスペインの外交がはじまったといわれている場所。現在に至るまで400年続いている両国の交流に大きく関わっています。
美しい芸術作品の数々は一見の価値あり
外観は見逃してしまいそうなくらい控えめですが、中へ入ると重厚で華やか。いい意味でのギャップに驚かされることでしょう。かつて王侯貴族の女性たちが暮らしていた修道院であるため、院内には豪華な装飾が施されています。17世紀のフレスコ画が壁に描かれた見事な階段は、圧巻の麗しさ。バロック時代を代表する画家ルーベンスが下絵を描いたタペストリーも目を惹きます。
歴史を知るうえでも芸術鑑賞としても、ぜひ訪れてほしいスポットの1つです。
見学方法は時間が決められているガイドツアーに参加するのみ。人数制限があり、ガイドの言語はスペイン語または英語になります。事前に予約も忘れずに。
最寄駅:地下鉄「Sol」駅から徒歩4分
さらに詳しい展示作品やガイドツアーの情報はこちらの記事を参考に!
必見のポイント、展示作品、歴史的背景、予約方法などを以下の記事で紹介しています。あわせてご覧ください。
デスカルサス・レアレス修道院 ガイドツアー
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