撮影:Juan David Fuertes
「ヴィンチ ザ ミント」グランビアのお
マドリードの目ぬき通り〝グラン・ビア〟。観光客やショッピングへ向かう人たちが行き交う街中のど真ん中に、時間の流れが遅く感じるルーフトップがあります。map
場所はホテル「ヴィンチ・ザ・ミント(Vincci The Mint)」の屋上階。エントランスはグラン・ビア通りに面しているのですが、初めて訪れる際には一瞬戸惑うかもしれません。というのは、いわゆるホテルの入り口とは雰囲気が異なるからです。
そこにあるのは、通路を囲むように並べられた緑のドリンクシェルフ。天井には華やかなシャンデリア。ほんのりミントの香りが漂ってくるのを感じられます。
屋上へと続くエレベーターはレセプションの後方にあります。ルーフトップの利用は、宿泊客以外でも可能。スペースは広くはないのですが、大きめのソファやゆっくり語り合えるテーブル席が配置され、カジュアルにリゾート気分を味わえます。
このテラスバーの特徴の1つが、どうやって運び入れたのか不思議なフードトラックが置かれていること。フランスからやってきたというそのフードトラックで、カクテルやビールはもちろん、ハンバーグ、チーズやハムの盛り合わせ、ナチョス、ベトナム春巻き、サラダ、ボカディージョ、フォカッチャなど、多国籍なカジュアルフードを提供しています。
テラスを含めホテル全体の空間デザインを手がけているのは、インテリアデザイナーであるハイメ・ベリエスタイン氏です。他にはない設計や演出にも注目を。
※この情報は2016年5月取材時のものです。サービス内容等は変更になる場合があります。