定番の観光名所だけじゃない、マドリードの見どころ情報

マドリード 観光名所

マドリードで何をする? どこを見る?
歴史的な観光名所以外にも、近代建築や地元で話題となっている最新スポット、そして街中のちょっとした「マドリードらしさ」も見どころです。

目次

マドリードの見どころ

街歩きで見つかるマドリード(スペイン)の個性

さて、マドリードを代表する観光スポットをご紹介する前に、定番だけじゃないマドリード情報をお届けするマドリード・ディフェレンテとしては、まずはこんなポイントから。
有名な名所だけではなく、街の小さな個性にも目を向けてみてください。

カップルの信号機

マドリードのカップル信号機

2017年からマドリード市内に設置されている手をつなぐ2人組の信号機。これはもともと欧州最大といわれるLGBTの祭典「マドリード・プライド」に合わせて導入されたデザインです。同性カップルを表していて、男性同士と女性同士の2タイプがあります。こうした信号機を市が設置してしまうというところが、ゲイフレンドリーであり多様性に寛容であるスペインらしさ。
マドリードの街の中、72の交差点に288機のカップルデザインが取り付けられています。グラン・ビアやプラド美術館周辺で見つかりますよ。

アートな標識

マドリードのストリートアート

マドリードを歩いているとアチコチで落書きが見つかります。その中には、単なるイタズラではないと市民たちから認めている芸術作があることをご存知でしょうか。例えば、2人組のストリートアーティスト『Yipi Yipi Yeah』は、道路標識をユニークなアートに変えてしまっています。社会へのメッセージが含まれているものもあり、ドキッとさせらることも。マラサーニャ地区、ラ・ラティーナ地区、ラス・レトラス地区で見回してみてください。

◎暮らしに溶け込んでいるクマ

マドリード、ソル広場のクマ

プエルタ・デル・ソルにあるクマの像に会いに行ったことがある方は多いことでしょう。皆さん、一緒に写真を撮っていますよね。マドローニョ(山桃)を取ろうと木に手をついているあのクマは、実はいろんな場所で市民を見守っています。マドリードの市章になっているため、市の施設や公共物にクマが描かれているのです。道を歩いているとすぐに見つかるので気にしてみてください。例えば、足元。マンホールの鉄蓋でも、クマが山桃を狙っています。

マドリードの地元スペイン人たちのお気に入りの場所は?

続いては、地元の人たちに人気の場所へ。昔ながらの観光地とは少し異なる、マドリードの今を象徴するスポットです。

◎バル巡りは、ポンサノ通りへ

マドリード、ポンサノ通りにあるワインレストラン

マドリードに住むスペイン人たちが夜に集まっているのは、観光客があふれていないポンサノ通り。車も走っている一見普通の通りなのですが、話題となっているバルや美味しいと評判の店が密集しているため〝はしご〟に 絶好。地元では、このポンサノ通りを〝はしご〟することを〝ポンサンニング〟と呼び、特に若い世代の間で流行っています。ポンサノ通りが注目される火付け役となった店が「Sala de Despiece」。解体所をテーマにユニークなサービスとディスプレイで食を楽しませてくれます。そのほか、500種のワインを取り揃えている「Averías」 、マグロ料理専門店「De Atún」、タコ料理が名物の「Pulperia O’Conxuro」、バスク料理 店「Arima Basque」などが人気。どの店も平日でも混み合っているので、確実に座りたければ予約を。

◎都会のガーデンテラス

ソフィア美術館内のレストラン

夏はもちろん冬でもテラスでくつろぐスペイン人たち。マドリードにはステキなテラススポットが数ありますが、中でも、グリーンに囲まれた、もしくはグリーンをデザインしているテラス席は人気です。観光名所ともなっている場所にあるガーデンテラスでは、ソフィア王妃芸術センターにある「Arzábal」、国立ロマン主義博物館内のカフェ「El café del jardín」、王立植物園内の「La Cátedra」など。また、グリーン料理の名手といわれるシェフ、ロドリゴ・デ・ラ・カジェ氏のレストラン「El Invernadero」も緑に囲まれて心地よい空間です。

◎サン・ミゲルだけじゃない、魅力的な市場

マドリードの市場、サンアントン

マドリードにある市場では「サン・ミゲル」が有名ですが、ほかにも見て買って食べて飲んで楽しめる市場があります。ルーフトップが心地いい「サン・アントン市場」。市場内で飲みながらサッカーの試合観戦ができる「チャンベリ市場」。ストリートフードをテーマにした「サン・イルデフォンソ市場」。センスのいいカフェやバルでちょっと気軽に一杯ができる「バジェルモーソ市場」。市場に並ぶ日本にはない食材やタパスは、写真映えもばっちりです。

◎週末開催 地域のマーケット

マドリードの日曜市ラストロ

週末に時間があったら、地域のマーケットにもぜひ足を運んでみてください。マドリードでもっとも大きい蚤の市「ラストロ」は毎週日曜に開催。雑貨やファッションに興味がある人には、毎月第1土曜日に開かれるサレサス地区のストリートマーケットがおすすめです。クラフト雑貨に心惹かれがちな人、スペイン製の手作りグルメを試してみたい人、そして子供と一緒にお出かけしたい人は、毎月第2週末に鉄道博物館で行われる「メル̚カド・デ・モトーレス」へ。1点ものの巡り合わせがあるかもしれませんよ!

◎空が青い日には、ルーフトップへ

シベレス宮殿の屋上

海のないマドリードで人々がリゾートを求める場所は、浜辺ではなくルーフトップ。青い空の下、心地いい風を浴びられる屋上テラスがマドリード市内に約50ヵ所もあります。歴史的な建物の上にも、5つ星のホテルの上にも、街中のど真ん中にも。スペインの食、音楽、建築など暮らしと文化が見えてくる場所であり、街を俯瞰できる最高のくつろぎ空間です。マドリードには昔からこんなフレーズが言い伝えられています~De Madrid al cielo~。直訳すると「マドリードから天国へ」。これは、あまりにも幸せな暮らしがあるこの街は天国に直結している、という、この住みやすい都市に対する市民の誇りを表しています。そんな美しい街を眺めつつ、天へと繋がるような解放感を味わえるのがマドリードのルーフトップです。首都とはいえ建物が全体的に低く、街と自然が地続きになっているスカイラインは一見の価値大。一度はぜひ視点を変えてマドリードを眺めてみてください。

→ マドリードのルーフトップスポット

マドリードの観光名所は?

最後となりましたが、ここで定番の観光地へとまいりましょう。マドリードの観光名所といえば・・・

マドリード、マヨール広場

<ソル駅周辺>
プエルタ・デル・ソル
マヨール広場
サン・ミゲル市場
スペイン広場
王宮
ラス・デスカルサス修道院
グラン・ビア通り

マドリード、シベレス宮殿

<バンコ・デ・エスパーニャ駅~アトーチャ駅周辺>
シベレス宮殿
コロンブス広場(コロン広場)
プラド美術館
ソフィア王妃芸術センター
国立考古学博物館
ティッセン・ボルネミッサ美術館
 

マドリード、アルカラ門

<レティーロ駅周辺>

アルカラ門
レティーロ公園
モヤノ坂
セラーノ通り

マドリード、ベルナベウ・サッカースタジアム

<サンティアゴ・ベルナベウ駅周辺>
サンティアゴ・ベルナベウ・スタジアム
クアトロ・トーレス
プエルタ・デ・エウローパ
 

など。各駅周辺のスポットは歩いて周ることも可能です。タクシーを使ってもワンメーターないし低額で移動できるので、各スポットを巡ってみてください。

マドリード、タパスバス

主要な名所をタパスを食べながら一周する観光バスもあります。まずはバスで巡っておおよその街並みを把握する、というのもおすすめです。

マドリード、ベンタス闘牛場

また、少しだけ離れていますが、ベンタス闘牛場も歴史ある建築美は見ごたえがあります。
闘牛自体はためらわれるという人でも、建物内を見て周るツアーなら楽しめるのではないでしょうか。スペインでは英雄として讃えられる闘牛士たちの衣装や道具が飾られている博物館が闘牛場内にあります。

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