ここで360度見渡したい「シベレス広場」

Plaza de Cibeles
複数の大通りが交差する広場に美しく建っているのは、二頭のライオンをひくギュベレ(シベレス)の像。農業と豊作を司るギリシア神話の女神です。
湧き出る噴水は、実際に市民が活用する水として利用されていました。
シベレスの像の後方にあるのは、コムニカシオネス宮殿。昼間の壮麗な白亜の姿も、夜間のライトアップした美しさも見応え十分。この建物はかつては中央郵便局でしたが、2007年以降はマドリード市庁舎として使われています。市庁舎は一般の人も見学可能で、無料で入ることができます。館内ではアートの展示会などが開かれ、マドリード関連のグッズを買えるショップも。休憩できるソファや、勉強や仕事に取り組めるデスク席もあり、無料Wifiも使用可能。屋上からは市内の景色が360度眺められます(屋上の展望台は有料です)。
市庁舎の向かいにあるのは、スペイン銀行本店。そのほか、ブエナビスタ宮殿、リナーレス宮殿が周囲に建っています。
ちなみに、2018年5月にサッカーヨーロッパ杯でレアル・マドリードが優勝した際には、このシベレス広場に選手たちが集まりセレモニーが行われました。そして、選手たちがシベレス像の上まで登り、レアル・マドリードのタオルを女神の首に巻いたのです。そんなお祭り騒ぎまで受け入れてしまうのも、マドリードならでは。
最寄駅は、「スペイン銀行」の意を表す「Banco de España」。