物語の主人公になれる劇場型ホラーシアター

La Caja del Terror
おばけ屋敷や肝試しを娯楽として楽しんでいるのは、スペインも日本も同じ。ただ、パフォーマンスが少しだけ違うのかもしれません。
『ラ・カハ・デル・テラー』は、マドリードに初めてできたホラーシアター。2つの階にわたって廊下・階段・地下礼拝堂の3つのゾーンに恐怖が隠れています。棺やギロチン、アンティークのオブジェで演出された部屋は、まさに恐怖映画のよう。map
プログラムを手がけているのは、クリエーション・インタラティバスというプロダクション。さまざまな劇場で演劇をしていたメンバーで構成されていて、クラウドファンディングによってこのホラーシアターを始めたそうです。俳優であり脚本も担当するラウル・デ・トーマス氏は、監督のアレックス・トルモ氏と共に、新しい形のエンターテインメントを目指しているのだと言います。それは、単に恐怖をあおるのではなく、参加者それぞれが主人公となってストーリーを発展させていけること。参加者がそこにある世界に入り込んでいけるように、物語が練られています。
超常現象、深層心理、ファンタジー、サスペインス、ブラックユーモアetc…さまざまな要素が加えられている恐怖の物語。参加する側の度胸と集中力が試されます。
館内は劇場タイプになっていて、座席を完備。収容人数は60人。マックスの怖さを体感したい人は「パニックシート」と名付けられた最も恐怖を感じられる席へどうぞ。
公演は木曜から日曜まで週に12回。子供は土日の17時からのプログラムに参加できます。
ホラーシアターとは別に、ミステリーを解決して脱出を目指す脱出ルームもあり。
チケット代は1人16-20€、子供10€。
※営業時間やサービス内容等、情報は変更になる場合があります。