歴史が刻まれた店「ボデガス・エル・マニョ」- Bodegas el Maño
パルマ通りとアクエルド通りの角にはその昔、ワインを大量に販売するための業者がいくつかありました。その後規制によりいずれの店も閉店しましたが、唯一、当時の時代背景とワインの魅力を知る「ボデガス・エル・マニョ(Bodegas el Maño)」は再びマドリードのこの地にバルとしてオープンしました。map



現在店を経営しているのはフリアン・ララとセルヒオ・オチョア。古くからの知り合いだったという2人は同じマラサーニャ地区でカクテルバー「コラソン」と伝統的なバル「カサ・マカレノ」も営んでいます。
彼らが情熱を傾けているのは、忘れ去られてほしくない昔ながらの空間に新たな命を吹き込むこと。そこで彼らは先の2軒に続く弟的存在のタベルナ(居酒屋バル)をここでスタートさせました。亀裂がそのまま残された古い床は、長い歴史がある場所なのだと語っているようです。



気の置けない人との食事にちょうどいいスペインの伝統料理
メニューはスペインの伝統料理が中心。
冒頭の写真のポテトサラダ「エンサラディージャ・ルサ(Ensaladilla Rusa)」には、甘いマヨネーズのエスプーマとピパラ(イバーラの青唐辛子)が添えられています。
そして上の写真はフライにしたポテトに目玉焼きが乗っている「ウエボス・ロトス(Huevos rotos)」です 。卵を崩しながら混ぜて食べるスペインの伝統タパスなのですが、この店では小さなホタテ(zamburiñas)が入っていて塩気も風味もプラスされたオリジナルの一品となっています。



マドリードの名物料理を召し上がれ!
ビールのつまみにぴったりなのが、「トレスノス(Torreznos)」。豚バラ肉をカリカリに揚げたものです。
ベルモットやワインと一緒になら、オリーブ+アンチョビ+酢漬けした青唐辛子が串に刺さった「ヒルダ(Gilda)」を。



最後に、スペインの旗が掛けられたこの一皿は、とろけるポテト入りの「トルティージャ」とマドリードの名物「カジョス」。超定番タパスの組み合わせです。



平日のランチセットがおトク
毎週水曜日のみ、マドリードの郷土料理である「コシード」もメニューに加わります。
また平日のランチセット(Menú del día)は 11.90ユーロとかなり良心的!
飾らない地元らしさと美味しさが嬉しい一軒です。
※この情報は2019年10月時のものです。サービス内容、価格、営業時間等、サービス内容は変更になる場合があります。