Cílculo de Bellas Artes(シルクロ デ ベジャス アルテス)
数あるマドリードのパノラマビュースポットの中でも、最も美しい眺めだと言われる1つが「シルクロ・デ・ベジャス・アルテス」の屋上です。ポストカードやマドリードの観光写真によく使われているグランビア通りの景色は、こちらの屋上から撮影されたものも多くあります。
眼下を走るメイン通り、王宮をはじめとする歴史的な建築物、見渡せるマドリードの暮らし、その中にポツリと立つテレビ塔、遠くには緑の自然も。
天気が良い日なら、青い空と街の美しいコントラストを見ることができるでしょう。









屋上スペースは広く、快晴の日にここで風を感じるとこれほど気持ちがいいものはありません。朝でも夜でも、友達とカジュアルにも、好きな人とロマンチックにも使える絶好の場所。屋上に行くためだけに3€を支払わなければいけないのですが、その価値は十分にあります。
展示会や演劇など企画もさまざま
「シルクロ・デ・ベジャス・アルテス」とは、「芸術協会」という意味で、建物内ではさまざまなアートの展示や演劇などが行われています。芸術に関わる講習会やワークショップもあり、かつてピカソがここで絵画クラスに参加していたのだとか。夏には屋上テラスでコンサートやイベントも開催されています。
アントニオ・パラシオスによる建築にも要注目
建物の中に入ったら、建築にも注目してみてください。この施設の設計を手がけたのは、建築家アントニオ・パラシオス氏です。シベレス広場にあるマドリード市庁舎や、セルバンテス文化センター本部も20世紀初頭に造られた彼の代表的な作品。マドリードの建築を語るうえでは欠かせない存在といえます。






1階にもテラスのあるカフェがあり、そちらでひと休みするのもいいでしょう。屋上のテラスへ行くには、まず1階の入り口でチケットを購入してからエレベーターを使って向かってください。
※この情報は2016年取材時のものです。営業時間等の情報は変更される場合があります。