マドリードで食べられる美味しいエンサイマダ

マヨルカ等の伝統が味わえる店「フォルメントール」- FORMENTOR

マヨルカ発祥の菓子パン、エンサイマダ。
「コットンのよう」と例えられほど空気感のあるフワフワと柔らかい生地。
表面はラードが使われていることでカリッと香ばしい食感。
渦巻き型に形成されて、仕上げにはたっぷりの粉砂糖が。
見た目にはいかにも甘そうですが、実際はほんのり甘い程度で重たさを感じさせないのが伝統的なエンサイマダの特徴です。

「マヨルカ島のエンサイマダ」を味わうにはマヨルカ島に行くしかありませんが、マドリードにも、長年愛されているエンサイマダがあります。

1956年からマドリードでエンサイマダを作り続けているパティスリー「フォルメントール」。map

マヨルカ出身の先代がサラマンカ地区に店をオープンさせてから60年。マヨルカのシンボルといえるエンサイマダの伝統と文化をマドリードの地に残そうと、家族たちがその味と製法を、そして愛情を受け継いできた店です。現在はチャンベリ地区に店を移して営業中。
「ここのエンサイマダがマドリードで一番美味しい!」と、地元マドリレーニョたちは語っています。

シンプルなプレーン味をはじめ、生クリーム、アプリコット、チョコレート、カベージョ・デ・アンヘル(かぼちゃの甘煮ペースト)などが入ったバリエーションも。

エンサイマダと並ぶマヨルカ名物であるソブラサーダ(豚肉のパテ)が中に挟まれているものは、しょっぱさと甘さの組み合わせが絶妙。よりスペインらしい味を試すなら、おすすめはソブラサーダ入りです。

価格はプレーンが10€~、ソブラサダーダ入りは17€~。

このほか、クロワッサンやパルメロなどのパン、塩味系のエンパナーダ、手土産にもなるクッキーなどもあります。また、季節や祝祭に合わせて、セマナ・サンタのトリハス、サン・イシドロのロスキージャス、サン・フアンのコカ、レジェスのロスコンやブニュエロといった伝統菓子が店頭に。夏時期にはマヨルカ産のアーモンドを使ったオルチャ―タ(甘いドリンク)が販売されます。

主な商品はオンラインでもオーダー可。

※この情報は2019年6月のものです。営業時間や商品、価格等、サービス内容は変更になる場合があります。

  • 料金 エンサイマダ12,50 €~, オルチャタ3,20€
  • 営業時間 月-土8:30-20:00 / 日10:00-14:30, 17:00-20:00
  • 住所 Santa Engracia, 62
  • 地下鉄 Iglesia
  • リンク Web
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