マドリードの5つのアトリエ美術館を無料で鑑賞できる5日間
マドリードにおいて歴史的に重要とされる5つの美術館で無料のツアーが行われます。
次の5つの美術館・博物館の共通点は、いずれもかつては〝住まい〟であったということ。
1）17世紀のセラルボ侯爵邸に当時侯爵がコレクションしていた美術品を展示している「セラルボ美術館（Museo Cerralbo）」
2）美術収集家であり出版社を経営する実業家であったラサロ・ガルディアーノ氏の邸宅に、彼が集めた1万3千点もの美術品と2万札冊もの蔵書が所蔵されている「ラサロ・ガルディアーノ美術館（Lázaro Galdiano）」
3）中世から貴族の邸宅として使用されていた建物内に芸術的な宝飾品や調度品が展示されている「国立装飾美術館（Artes Decorativas）」
4）18世紀末の新古典主義建築の宮殿に、ロマン主義の絵画や家具を展示している「国立ロマン主義博物館（Romanticismo）」
5） 光の画家ホアキン・ソローリャの作品を彼の住宅兼アトリエにて公開している「ソローリャ美術館（Sorolla）」
今回11月13日（水）〜18日（日）の期間限定で行われるこの無料のツアー企画は、以上の5つ施設を巡って理想的な1軒の家をイメージしてみよう、というものです。
例えば、ラサロ・ガルディアーノ美術館の庭、セラルボ美術館のダンスホールと浴室、国立装飾美術館の名誉の階段とキッチン、ロマン主義博物館のダイニングと寝室、そしてソローリャ美術館のサロンとアトリエを1つにして家を建ててみたら･･･。
日によってツアーが行われる美術館が違うので、まだ行ったことのないところがあれば、ぜひこの機会に訪れてみてはいかがでしょうか。大きな美術館とはまた異なり、暮らしの中の芸術を身近に感じることができます。
公式サイト CINCO MUSEO HACEN UNA CASA
★それぞれツアーに参加希望の場合は事前に予約を。
◎１１月１４日（水）
１３時 セラルボ美術館
１８時 ソローリャ美術館
◎１１月１５日（木）
１２時 ラサロ・ガルディアーノ美術館
１８時 セラルボ美術館
１８時３０分 国立装飾美術館
◎１１月１６日（金）
１３時 ソローリャ美術館
１７時３０分 ロマン主義博物館
◎１１月１７日（土）
１３時 ロマン主義博物館
１５時３０分 ラサロ・ガルディアーノ美術館
◎１１月１８日（日）
１３時 国立装飾美術館
